2025/11/21 13:00
キャリア四半世紀でエレクトロニック・プロデューサーからシンガーソングライターへと転じたドイツの風変りなベテラン・アーティスト、リコ・フリーベ。
アコースティック、フューチャー・ポップ、トリップホップからピアノ・インストまで、これまでもリリースごとにその作風は変幻自在、何物にもとらわれぬ自由な創作を謳歌してきましたが、今回の新作は、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、オルガン、ボーカル、全パートを自らパフォーマンス、自作自演ポップでまた新たなチャレンジを敢行しております。
ダンス・ミュージックの持つグルーヴや多幸感、エモーショナルな空気、ジェフ・バーロウやモグワイにも通じるダウナーさ、スロウなムード、神秘的な残響、インスト、変拍子…さまざまなエレメントを組み合わせながらアルバム・トータルでジャケットのイメージともリンクした(ヒロイックファンタジーを想起させるような)起伏に富んだひとつの壮大な物語を作り出しております。