2025/07/24 13:01
2000年代に唯一のシングルの曲がコンピ収録されディガー筋で光を浴び浮上した、ミック・テイラー・バンドのギタリストのデニー・ニューマンも在籍した60年代ブリティッシュ・ハードロックの知られざる秘宝キャッスル・ファーム。
ロリー・ギャラガーやディープ・パープル、アトミック・ルースターのサポートもつとめるなどローカル・シーンの中で確かな足跡を残していた実力派であったようです。アルバムに向けたレコーディングもおこなっていました。
ただ、残念ながらディールには恵まれずシングル1枚を残したのみで解散。録音していたさまざまな音源もお蔵入りに。
そのシングルと未発表をまとめたリリース『The Studio Sessions 1971-72』が、スペインの発掘レーベルSOMMORから登場。
オープニングのパワフルな「(Maybe A Little Black) Witch」、ギターの泣きメロに心奪われる「You Go Your Way」や重厚なスロウの「I’ve Been Dreaming」、ブルージーな「All In A Year, All In A Day」など、シングル以外の曲もクオリティが高く、これらすべてがお蔵入りだったことにただただ驚きです。